【感想】チェンソーマン 127話「凄いデンジくんらしい解決法でキモいけど好き」「デンアサのセッに期待してもいいっスか」【ネタバレ/考察】

ここマキマさんの作戦大成功だったんだなって改めて思うよねほんとよくやってくれたよねあの厄介チェンソーマンオタク

チェンソーマンの「猫！犬！アイスクリーム！」は
確かにアサちゃんにとって辛い記憶、逆効果の言葉なのだけれど

彼が純粋に自分を助けようとして、楽しい気持ちにさせようと言っていることは、何より伝わってくるので
辛さと嬉しさと入り交じった「うううう～…！」そして涙……
あーもうあーもう

チェンソーマン、デンジくんが繰り返してるのは「他人から見てカスみてーな願いでも生き甲斐にしていい」なので、きもっ！！の見方滅茶苦茶大事だしアサちゃんどんどん立場定まっていくな…

デンジくんが「スゲ～良い日が続くと油断するといきなりクソみたいな事が起こって全部台無しになる」は迫真すぎるし、そんなトラウマに「乗り越えてないよ！チェンソーマン！は」っていうのも辛いけど、それでも自分の興味欲望のために生きてるっていうの、凄いデンジくんらしい解決法でキモいけど好き

デンジにとって楽しい事は犬と猫！

マキマさんの愛犬やニャーコを可愛がってたし、それが楽しいことになっているんですね。

そしてアイスクリーム！

過去にデンジ君がコベニちゃんに言われたこの言葉今のアサちゃんにぶっ刺さるよね…デンジ君がそりゃそうだけど…！って言ってるのもこの言葉があったからだよね…

デンジ「お前の気持ちわかるよ!!マジで超わかるのオレ!!」
私「うんうん」
デンジ「スゲーいい日が続くなって油断してっと…!
いきなり糞みたいなことが起こって全部台無しになっちまうんだよな!?」
私「辛い辛い辛い……」
デンジ「乗り越えてねーよ！チェンソーマンは！」
私「あああああ(動悸)」

デンジくんが生きるための原動力にもなり得る、楽しみにしているもの。

それはエッチ！セッ○○！

うわあ～～～～～～～～～～～～～ぜんっぜんかわってねえ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～！！デンジくんぶれねえ～～～～～～～！！

「楽しい事考えろ！！」というデンジくんからの助言。元からデンジくんはシリアスな事ぁ考えなくていいと判断できる子ですからね～。最強のデビルハンターとしての説得力がダンチで強すぎる…！それが「犬！猫！犬！犬！猫！」ってえらくシンプルだな！？

今週のチェンソーマン、読んでて不覚にもウルっと来てしまった…
最後の「エッチ！セッ○○してみたいんだよ‼︎」もデンジらしさが確立されてる証明でなんかジーンと来てしまった
多分セックスしたら物語的にもデンジくん死ぬと思うが…

なんかデンジくんラインで見ると何気にスゲー真っ当にスパイダーマン的な悩み多きヒーローもののフォーマット踏襲してる気がするんだけど、そこで実質的な主人公にアサちゃん据えてるから味わいが独自やね

チェンソーマンが助けに来たときのアサちゃんの顔
この世のものとは思えないほど素敵だからみんな見て……

絶望の果てに安らかな孤独を受け入れながら、それでも誰かに繋いで欲しかった手を……
その手を、とってくれたことへの喜びの顔を……！

今回のチェンソーマン、藤本タツキなりの「週刊少年ジャンプ」描写だよな。

すっごく好き。どん底側の景色を知っている人が描くジャンプ的描写というか。綺麗事なんて間違っても言わない感じ。人生は基本クソだけど、そのクソの中で何か輝くもの探してないとやってられないじゃん、みたいなスタンス。

辛い過去を乗り越える主人公をこれまで見てきて「私も頑張って乗り越えよう！」って気持ちになってたけど、今回のチェンソーマンを読んで「無理に乗り越えようとしなくてもいいんだ！」って気持ちになった。前者が背中を押してくれるタイプの主人公でだとしたらデンジくんは隣で寄り添ってくれるタイプ

デンジの台詞「犬!猫!犬!犬!猫!」は大槻ケンヂのバンド特撮の曲「アベルカイン」が元ネタかな？

猫猫猫猫(犬犬犬犬)
猫猫猫猫(犬犬犬犬)
犬犬犬犬(猫猫猫猫)
猫猫猫猫(犬犬犬犬)

チェンソーマンというかデンジくん、糞が累積した糞のハンバーガーみてえな人生でも、心身に痛みを抱えたまま共に生きていくことを励ましてくれるって今の時代が求めてる正真正銘のヒーローだよ……ハッピーで埋め尽くしてレストインピースまで行ってくれ……

アサちゃんとデンジのやりとりの素敵さにばかり目が行ってしまい
言及し忘れていたけれど……

ヨルは、ヨルはこの先どうする……？
北風と太陽、厳しい仕打ちでアサの心を開けなかったヨル
一方倒すべきチェンソーマンが、太陽のような優しさでアサの心を溶かし始めたのだけれど……

「きもっ！！」の台詞と重なっちゃった林さんの煽り「漲る欲！それは生きる力！！」がスゲエ良いコト言ってるのになぜか笑ってしまいました。なんとなくジョジョみがある！なんだかんだでアツい煽りだとは思うんですよ！セッ○○が原動力だけど！

チェンソーマンの裏テーマに三大欲求がある。

だから女の子とエッチしたい気持ちは第1話から変わっていないんですね。

チェンソーマン、テーマが刺さりすぎるので2部に入ってからテーマが刺さりすぎる！！！！！！！しか言えない
三鷹アサ、お前は俺だ

絶望戸惑い喜び羞恥嫌悪
安心……何もかも同時に詰まったアサちゃんの涙の表情すごすぎるし
逆に表情見えないのに、ちゃんと感情が伝わってくるチェンソーマンの描きかたすごすぎるし……

チェンソーマン｢人は生きてるだけで傷つけるもの｣だし同時に｢自分も傷つくもの｣で、それを人はどうにかして無かった事にしたり見なかったりすることに躍起になって結局グルグル苦しくなるけど、デンジくんは乗り越えもせずそこに｢あるモノ｣として受け入れて、最低限の幸せの為に生きてるのいいな

糞みたいなトラウマは乗り越えたりする必要はなくどう受け止めるか自身で選択することが大事
デンジくんみたいに小さいししょうもないことでも目標にすることで大きなトラウマを受け止めようとするのは精神医学的にも正しい

チェンソーマンが「生きてても嫌なことばっかりだからしょうがない！！」って意見に、ここまで親身に寄り添えるとは思えなかったですね。

そんな意見知るか！みたいな感じになるのかと思ってました。

デンジはやっぱりアサのことが好きだから助けにきた。
元彼女候補だし。

こういう気持ちはみんなあると思うけど
それをきちんと言葉で端的な表現にまとめるデンジ君はやっぱ地頭いいよなって思う

いるよね、こういう自分だけ不幸と思ってる子…
（事情知らないとはいえデンジの前でそれいうのがね（笑））

デンジ君、アキ君やパワーちゃんのこと毎日思い出してた

タイトル「セーブ ザ アサ」で助けたのはアサ！

第102話「セーブ ザ キャット」で助けたのはネコ！

わ …ァ …ァ

ほんとにデンジ大好き

皆さん言ってるケド、デンジくんのこの「考える間」の1コマがイイよね。感情に捕らわれて「悩む」(アサの十八番)じゃなくて、物事を真っすぐに受け止めた上で「考える」。
「真の賢者」というのは、案外デンジくんのような人を言うんじゃないだろうか。

藤本タツキはやっぱり天才

127話セーブ ザ アサ

102話セーブ ザ キャット

今週のチェンソーマンを読むと俺も何か夢があった方がいいなという気持ちになる
本当にどうしようも無くなった時、それでも見るための星のような夢が、、、、、、

チェンソーマン早川君が常識人でまともだと思ってたけど、｢俺を救ってくれたからマキマさんはいい人｣｢好きな理由を覚えない｣｢意志を持って皆働いてる｣とか台詞一つ一つ抜き出すと、デンジくんと同じで自分の意思や思考が殆どなくて空っぽのアキくんの由来が分かってしまって頭抱えてる。

デンジの一言一言
刺さる！刺さる！突き刺さるぅ(泣

前回アキとパワーの幻覚見て叫んでたしほんとに乗り越えられてないのが伝わる。それはそうとして気持ち悪くて好きだよデンジ

チェンソーマンがおもろい要因の1つとして藤本タツキの攻撃的な起承転結が
明確に存在していることだなって勝手に思ってる、笑

あーもうデンジくん好きすぎる

全てを糞ハンバーガーと化す一言で泣いた

じゃあなんスか

これからデンアサのセッ○○に期待してもいいってことスか